研究課題/領域番号 |
09301007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
副田 義也 筑波大学, 社会科学系, 教授 (70086320)
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研究分担者 |
樫田 美雄 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (10282295)
牧園 清子 松山大学, 人文学部, 教授 (50131727)
藤村 正之 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00190067)
横山 和彦 新潟大学, 経済学部, 教授 (90060467)
副田 あけみ 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (60154697)
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キーワード | 日本の近代化 / 内務省 / 地方自治 / 普通選挙 / 警察 / 内務官僚 / 社会局 / 厚生省 |
研究概要 |
研究代表者1名、研究分担者20名、研究協力者16名によって、月例研究会、資料収集と分析をおこない、つぎの19のトピックスについて歴史社会学的研究をおこなった。(1)内務省創設以前の内務行政、(2)内務省の創設、(3)初期の地方官と地方官会議、(4)明治九、十年の内政改革、(5)三新法の制定と地方行政の刷新、(6)農商務省の新設 と勧業部門の内務省離脱、(7)自由民権運動と警視庁の再置、(8)大日本帝国憲法の制定、(9)地方自治制の確立、(10)初期議会と日清戦争、(11)日露戦争と内務省、(12)桂園時代の内政、(13)大正政変と内務省、(14)政党内閣時代の開幕と内政、(15)関東大震災と内務省、(16)普通選挙法の成立、(17)昭和初期の政局と内務省、(18)太平洋戦争下の内務省、(19)終戦と内務省の解体。これらによって、日本の近代化と内務省の役割にかんする通史的研究をおえた。 また、あわせて、内務閣僚の聞きとり調査の記録を材料として、つぎの6人の生活史、職業経歴、主要な業績などの歴史社会学的研究をおこなった。(1)香坂昌康、(2)後藤文夫、(3)田中康太郎、(4)堀切善次郎、(5)高橋雄才、(6)安井英二。 2年目(1998年度)は、通史的研究にもとづき、内務省の主要行政分野ごとにくわしく研究する予定である。また、内務官僚については、さらに12人の生活史などの研究をおこなう予定である。 成果の公表は、2年目の研究が終了したのち、3年目から集中的におこなう予定である。
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