研究課題/領域番号 |
09301015
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研究機関 | (財)東洋文庫 |
研究代表者 |
松村 潤 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (90058660)
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研究分担者 |
加藤 直人 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (90130468)
中見 立夫 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (20134752)
神田 信夫 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (40061692)
大井 剛 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00176819)
山内 弘一 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (40166575)
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キーワード | 東北アジア / 民族誌 / データベース / 朝鮮 / 中国 / ロシア / モンゴル / 満洲語 |
研究概要 |
今回の研究は、17世紀以降20世紀初頭に至る時期の、東北アジア(中国東北、朝鮮、ロシア極東・シベリア、モンゴル)の文化と民族関係に焦点をあてる。この時期の東北アジアに関する資料は、満洲語、漢語、朝鮮語、モンゴル語、そしてロシア語をはじめヨーロッパ諸語等、さまざまな言語で記述されているが、これら資料相互の体系的な検討はいまだなされたことがない。本研究の目的は、さまざまな資料のうえにあらわれた東北アジア民族の姿を、満洲語文献班、朝鮮文献班、漢籍班、ヨーロッパ諸語文献班の4班に分けて、比較考察しようとするものであった。 本年度は最終年度にあたるため、東洋文庫に収蔵されている東北アジア民族誌関係文献のデータベース化事業のとりまとめを行なった。その結果、ヨーロッパ諸語およびモンゴル語文献については、ほぼすべて入力作業が完了した。また、本研究で購入した満洲語の稀少文献の研究をすすめると同時に、関連する資料を海外よりマイクロフィルムで入手した。資料の収集計画については、ロシア語、中国語を中心に不足している分野の補充を実施した。また、韓国(ソル大学中央図書館、奎章閣、国史編纂委員会、高麗大学校博物館)およびドイツ(ベルリンの国立図書館、ボン大学中央アジア言語文化研究所図書館)に班員が出張して、関係資料の調査を行なった。 最終年度の事業の総括として、過去4年間における活動実績をあきらかにする報告書の作成・出版を行なった。
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