研究課題/領域番号 |
09301016
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山代 宏道 広島大学, 文学部, 教授 (80113372)
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研究分担者 |
友田 卓璽 広島大学, 総合科学部, 教授 (70034824)
岡村 明美 九州産業大学, 経済学部, 助教授 (80258342)
水田 英実 広島大学, 文学部, 教授 (70108257)
小河 浩 広島商船高等専門学校, 講師 (90290791)
堀井 健一 東亜大学, デザイン学部, 助教授 (20190233)
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キーワード | 危機意識 / 歴史叙述 / 時代認識 / 民族接触 / 転換期 / 危機管理 / 民族 / アイデンティティー |
研究概要 |
研究をテーマにそくしての各研究分担者による個別報告を、昨年度にまだ終了していない3名が行った。各研究分担者の見通し報告を終了し、全員が本研究の研究目的を再確認、問題点を指摘し、今後の研究計画の修正を行った。本年度はその後、古代地中海世界、中世ヨーロッパ世界、近世・近代ヨーロッパ世界の各グループごとに分かれて会合し、研究分担者による研究報告を行いながら、時代的また地域的な「危機」認識の特徴が抽出できるのかどうかを検討してきた。 平成10年6月13・14日(広島大学文学部)今年度の研究の進め方を全員で議論した。その後、昨年度に残されていた3名の個別報告を行った。7月18日(広島県立生涯学習センター)近世・近代史分科会で外部からの研究者2人を招いて報告を受け、本共同研究を遂行するのに役立つ関連テーマを議論した。8月3日(同上センター)古代史分科会で個別報告を行い、科研報告書の企画内容を中心に議論した。8月8日(同上センター)中世史分科会で5名の個別報告を行い、危機叙述に関する中世的特徴が見いだせるのかどうかを検討した。10月31日(同上センター)中世史分科会で1名の個別報告を行い、中世の聞き認識について議論した。11月26日(同上学部)近世・近代史分科会で中間報告のとりまとめの打ち合わせを行った。11月27日(同上文学部)全体研究会で中間報告書の発行計画、共同研究の進め方、各分科会での研究の進捗状況について報告し、今後の研究計画について意見交換を行った。12月21日(上智大学文学部)古代史分科会で科研報告書の作成状況を報告しあった。12月28日(北九州大学)近世・近代史分科会で個別報告を行い議論した。 平成11年3月には、4年間にわたって行われる本研究の2年目の共同研究終了時における研究成果の一部を『西洋の歴史叙述にみる「危機」の諸相(中間報告書)』として発行した。
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