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1999 年度 実績報告書

真言宗寺院所蔵の典籍文書の総合的調査研究-仁和寺御経蔵を対象として-

研究課題

研究課題/領域番号 09301019
研究機関東京大学

研究代表者

月本 雅幸  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (60143137)

研究分担者 沼本 克明  広島大学, 教育学部, 教授 (40033500)
奥田 勲  聖心女子大学, 文学部, 教授 (90007948)
小林 芳規  徳島文理大学, 文学部, 教授 (10033474)
綾村 宏  奈良国立文化財研究所, 室長(研究職) (20000507)
松本 光隆  広島大学, 文学部, 教授 (20157382)
キーワード仁和寺 / 真言宗 / 典籍 / 古文書 / 聖教
研究概要

平成11年度においては下記の通り研究を実施した。
1 仁和寺御経蔵所蔵の典籍文書について、平成9・10年度に引き続き書誌データの収集を行った。このために研究代表者・分担者に協力者を加えて6泊7日の原本調査を2回実施した。
2 平成9・10年度に引き続きデータベースの検討と入力を実施した。
3 個別の典籍文書について、その性格と内容についての検討を行った。
これらによって得た知見は次の通りである。
1 仁和寺御経蔵所蔵の典籍文書には平安時代中期から江戸時代に到る各時代の書写・刊行になるものがあり、特に鎌倉時代書写・刊行の典籍を多く含んでいること。
2 現状は江戸時代の分類整理によって、整然としており、保存も極めて良く、また、江戸時代の整理以降はほとんど欠失が見られないこと。
3 仁和寺の法流であるところの仁和御流関係の典籍はもとより、広く真言宗の各流派の典籍を幅広く集めており、仁和寺御経蔵は質と量の両面から真言宗関係典籍の最大級のコレクションと認められること。
4 仁和寺の院家の沿革についての記録、仁和寺の経営や法会に関する古文書を多数含むこと。
5 真言宗以外についても、最澄の書状の古写本や天台宗の血脈など重要な典籍文書が見られること。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 築島 裕: "「おそる」「おそらく」小考-平安時代の漢文訓読語と現代語との関聯-"日本学士院紀要. 第54巻1号. 27-42 (1999)

  • [文献書誌] 沼本 克明: "漢音の声母識別声点資料について"鎌倉時代語研究. 23号. (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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