研究課題/領域番号 |
09301020
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
松野 陽一 国文学研究資料館, 館長 (50005823)
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研究分担者 |
中野 真麻理 国文学研究資料館, 文献資料部, 助手 (50280532)
新藤 恊三 国文学研究資料館, 文献資料館, 教授 (80007161)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 副館長 (20044729)
山崎 誠 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (70094696)
永村 眞 日本女子大学, 文学部, 教授 (40107470)
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キーワード | 自筆本 / 古典籍 / 科学的判定法 / 真跡・真筆 |
研究概要 |
本研究は、各時代の個人言語資料が比較的よく残存している人々(藤原定家・仁和寺守覚法親王・東大寺凝然など)の自筆資料を網羅的に収集し、高精度の画像として年代的に整理しておくとともに、これを科学的な方法を用いて自筆本か否かの判定に利用しようという研究である。 本年度は以下の具体的実施計画に基づいて研究を推進した。 1.資料の調査と収集 適切な基準となる真筆の選定し、所在確認を行い、その所蔵者及び保存機関の許可のもとに、良質な写真撮影を行い、原本の筆跡・紙質・墨色・法量などを総合的に精査記録することを行った。調査についてはほぼ完了したと見なしてよい。 2.資料の分析と整理 収集した資料を相互に比較分析し、関係性を発見して、データ蓄積を行った。資料の整理分析については、最終年度に行いたい。 3.システム開発 前二カ年間で一応開発を完了した自筆本研究支援ツールを実際に使用し、データ入力を行い、ユーザインターフェイスを中心に改良した。開発したツールについて、二つの大きな改良を加えた。 4.ロンドンのヴァールブルグ研究所の画像データベースについて調査を行った。
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