研究分担者 |
斎藤 成也 国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 助教授 (30192587)
諏訪 哲郎 学習院大学, 文学部, 教授 (00129222)
佐藤 進 東京都立大学, 人文学部, 教授 (40109096)
平田 昌司 京都大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (50150321)
岩田 礼 静岡大学, 人文学部, 教授 (10142358)
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研究概要 |
言語班・現代方言小組 方言地図作成のための準備作業に入り,地点リストを作成し,パソコンによる描図方法を検討し,データの入力を開始した。一部サンプル地図も作成し,研究発表を行った。 言語班・古代方言小組 揚雄『方言』の会読を行い,方言地図化の予備作業を行い,宋代の版本の比較を行った。 人文・自然地理班 各自の領域での分布図を集成し,言語分布との相関関係を検討した。 年度末の三月には全体で研究会を開催し,各班の研究成果につき発表・討論を行い,言語の地理分布と姓の分布,自然地理の分布,考古学的文化圏などとの相関関係を求めた。また,ロシアから中国語方言地理学の権威であるザビヤロバ・アストラハン両博士を招聘して,これまでの研究成果についてレビューを受ける機会を設けた。 今年度の成果を三冊の報告書にまとめ,第一冊ではザビヤロバ・アストラハン両博士のロシア語による中国語方言地理学書の英訳を収め,第二冊では揚雄『方言』の宋本四種の対照本を収め,第三冊ではそり舌音データベースの概要,「江西広豊方言音系」,広東語の音声学書の書評,中国語方言における色彩語彙の調査報告,『古漢語語法及其発展』の索引などの内容を収めている。
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