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1997 年度 実績報告書

国際化・規制緩和下における「企業集中と法」の総合的研究-実態面を中心とした法社会学的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 09302002
研究種目

基盤研究(A)

研究機関神奈川大学短期大学部

研究代表者

正田 彬  神奈川大学短期大学部, 教授 (10051137)

研究分担者 舟田 正之  立教大学, 法学部, 教授 (60062676)
野木村 忠邦  日本大学, 法学部, 教授 (10096878)
高橋 岩和  神奈川大学, 短期大学部, 教授
古城 誠  上智大学, 法学部, 教授 (80013027)
金井 貴嗣  中央大学, 法学部, 教授 (50102877)
キーワード企業集中 / 企業系列 / 自動車産業 / 金融持株会社 / 生産系列 / 流通系列 / 株式所有 / 企業結合
研究概要

わが国経済の国際化は近時急速に進展している。それに伴い、外国からのわが国の法制度についての国際的な平準化の要請と、外国企業にとっての経済活動の自由の増大への主張もあって、企業集中・企業結合に関しても、一面では持株会社の一部容認にみられるような規制の緩和が進められるとともに、他面では、企業系列(生産系列と流通系列)に対する規制強化の動きもみられる。
本研究は、以上のような現時の日本経済の現状をふまえて、1.製造業および流通業における企業系列の再編成の実態把握と法規制のあり方を検討すること、2.金融・保険業の規制緩和を含めて株式所有等による企業間結合の展開・再編の過程を調査するとともに、独禁法その他による法規制の基本的あり方を検討することを課題としている。
とりわけ本年度は、製造業および流通業のうちから自動車産業をとりあげ、その生産と流通における企業系列の再編成の現時における実態を欧米との比較において法的観点から把握することを主たる課題とした。具体的には、欧米の自動車産業の生産と流通の構造を日本との比較において調査・研究するために、その前提となる調査研究の方法等についてレビューを受けるためにドイツおよびアメリカに出張した。同比較研究の計画案を作成する過程においては、ドイツおよびアメリカの主要な自動車会社および部品会社とディーラーの実情の把握にも努めた。
また金融持株会社を含めた持株会社、合併、株式所有などの企業集中・企業結合についての実態把握および理論的研究を進めるために研究会を定期的に開催した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 正田 彬: "独占禁止法九条の改正について" ジュリスト. No.1123. 3-8 (1997)

  • [文献書誌] 舟田 正之: "持株会社の一部解禁について" ジュリスト. No.1123. 21-29 (1997)

  • [文献書誌] 古城 誠: "持株会社ガイドラインと運用" ジュリスト. No.1123. 30-36 (1997)

  • [文献書誌] 金井 貴嗣: "独占禁止法50年-回顧と今後の課題-" 経済法学会年報 第18号. 通巻40号. 93-114 (1997)

  • [文献書誌] 佐藤 吾郎: "反トラスト法における相互取引規制について" 経済法学会年報 第18号. 通巻40号. 130-142 (1997)

  • [文献書誌] 高橋 岩和: "ドイツ競争制限禁止法の成立と構造" 三省堂, 290 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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