研究課題/領域番号 |
09304006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
浪川 幸彦 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (20022676)
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研究分担者 |
三宅 正武 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (70019496)
村田 博 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (20033897)
根上 生也 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (40164652)
戸瀬 信之 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00183492)
北原 和夫 東京工業大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20107692)
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キーワード | 大学数学基礎教育 / 学力調査 / 学習指導要領 / 学部専門教育 / 教員養成 |
研究概要 |
本年は第一年目として、以前の研究「大学における数学基礎教育の総合的研究」を引き継ぐ形で研究体制を確立し、新たな研究の発展に向けてスタートを切った。以下本年度に行われた、代表的な研究活動について箇条別に記す。 1.浪川は、以前の研究(上記)についての総合報告をまとめ、それを踏まえた研究計画を策定した。今回は基礎教育の改善に向けての実際的研究を主とするが、同時に前回不十分であったところを補う。 2.北原は、専門教育理学研究班の主査として、数学的構造を明確にした物理学教科書を共同で執筆することに着手した。これは上記研究の報告書に加筆・修正を行う形で行われる。 3.戸瀬は、大学間ネットワークを更新し、全国の大学の数学関連組織が本計画に参画できる体制を整えた。またインターネットホームページを整備し、本研究の成果をただちに公開できるようにした。 4.根上は、学力調査についての昨年度の調査結果の分析を行い、学生の学力の基本的部分に問題があることを明らかにした。これは次年度に行われる再調査の結果と併せることにより、一層確度の高い調査結果になると期待される。また指導要領の変化の影響もこれによって計りうると期待する。 5.村田は、教員養成系の大学改革の現状についての調査結果をつとに明らかにしたが、昨年新たな教育系学生定数削減計画が出たことを踏まえ、再度教員養成系研究班で調査を行うことを決定し、それに着手した。
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