研究分担者 |
坂根 由昌 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00089872)
難波 誠 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60004462)
臼井 三平 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90117002)
山崎 洋平 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00093477)
西谷 達雄 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80127117)
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研究概要 |
昨年度に引き続き,今年度も研究分担者の小研究集会のほか,研究代表者が全国的な研究集会の組織委員となった.その研究集会において,本研究課題において主要な研究対象である曲線と曲面に関する研究成果を交換するとともに,他分野との情報交換を行った. 主な研究成果は以下の通りである, ・1)コンパクトκ-対称空間からコンパクト対称空間の上へのツイスター束はそのκ-対称空間への有限型原始的写像をそのコンパクト対称空間への有限型調和写像へ射影される. ・2)一般の無限グラフのスペクトルの下限の新しい評価を与えて多くの無限グラフについてスペクトルの下限のシャープな評価を与えた. ・3)大域的なソボレフ・ベルグマン核はソボレフ次数についての解析接続が可能である. ・4)定数係数双曲型作用素のラキュナの非存在の定理. ・5)完備リーマン多様体の体積の増大度と最大値原理に関連する大森-Yauの結果の一般化. ・6)対称系に対する極大非負な境界値問題で境界行列の階数が一定でないいくつか場合の弱解が強解となるための十分条件を与えた.
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