研究分担者 |
高信 敏 金沢大学, 理学部, 助教授 (40197124)
舟木 直久 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (60112174)
谷口 説男 九州大学, 大学院・数理学研究科, 助教授 (70155208)
濱名 裕治 九州大学, 大学院・数理学研究科, 助教授 (00243923)
小倉 幸雄 佐賀大学, 理工学部, 教授 (00037847)
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研究概要 |
前年度に引き続き、確率解析、流体力学極限など確率論の各分野の研究を推進した。とくに、7月の熊本、10月の仙台における、Dirichlet形式、Malliavin解析などの無限解析に関する最新結果の情報交換および活発な討論は有効に機能し、ブラウン運動の局所時間の平面波分解など若手研究者による成果につながった(論文投稿中・とりまとめ中)。また、9月には共同研究のために九大に来日中のN.Krylov(露/米),D.Nualart(西),D.Stroock(米)の3氏による連続講演を谷口、杉田が企画、さらに専門別に研究情報交換、討論なとを行い、大変有意義であった。また、3月の金沢、2月の名古屋では、来年度以後に向けての方向性を考えることを目的とした会合を行った。 本年度はとくに諸外国の最近の研究動向の把握にも努めた。舟木は11月にフランスよりOllaを招聘、サーベイを受けると共に流体力学極限関係の情報交換を行った。また、谷口コンファランスの直後にはP.Malliavin(仏),Varadhan(米)から有益な研究情報を得、やはり来日中のL.S.Young(米),V.Bethe,P.Arnoux(仏)、M.Denker(独)氏とも京都、東京、山中湖等においてエルゴード理論を中心とする情報を交換、討論を行った。さらに、小倉は11月台北に出張し、゙Symp.on Analysis and Probability"において研究発表を行っている。 なお、本年度も12月に東京大学において研究会を開催、最新の研究情報を交換し、併せて研究分担者会議を開催した。
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