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1999 年度 実績報告書

中性K中間子検出による原子核中でのハイペロン生成の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09304028
研究機関東北大学

研究代表者

橋本 治  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50092292)

研究分担者 高橋 俊行  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50281960)
田村 裕和  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10192642)
前田 和茂  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20125652)
藤井 優  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30302079)
キーワードストレンジネス / ハイペロン生成 / 中性K中間子 / Λ核子相互作用 / 電磁相互作用
研究概要

本研究の目的は中性K中間子検出を実現することで、ハイペロン生成反応を調ベ、ハイパー核の構造を通じて原子核中のs=-1ハイペロンの役割、ラムダ・核子相互作用を明らかにすることにある。本年度は、昨年来検討を進めてきた光子ビームによる中性K中間子検出を第一目標に実験準備が進められた。具体的には、旧東京大学原子核研究所電子シンクロトロン施設のTAGXスペクトロメータの磁石等を中性K中間子スペクトロメータの一部として活用するためまず東北大学原子核理学研究センターに大型磁石を移設した。また、関連して実験室に於ける配置、データ収集システムに関する検討が進められ、順次準備が進められた。
また、光子による中性K中間子生成過程についての理論的な解析を進め、現在手には入りうる電磁相互作用によるK中間子生成素過程についての模型では、荷電K中間子に対してはよく再現するものの中性K中間子についてはその角度分布が模型に大きく依存することが明らかとなった。その結果、中性K中間子測定は光子によるストレンジネス生成過程を明らかにするうえで大きな役割を果たすことが明らかとなった。これらの検討に基づき、東北大学原子核研究施設1.2GeVブースターでの実験プロポーザル「Quasi free photoproduction of neutral kaons on 12C near threshold region」を提案し、実験に向けて準備を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Sotona,O.Hashimoto et al.: "Electro production of strangeness and hypernuclear spectroscopy"Mesous & Light Nuclear. 207-215 (1998)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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