研究課題/領域番号 |
09304069
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山本 嘉則 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60029519)
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研究分担者 |
斉藤 慎一 東北大学, 反応化学研究所, 助手 (80283076)
VLADIMIR Ger 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80281971)
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キーワード | パラジウム触媒 / 共役エンイン / 芳香環化 / スチレン誘導体 / フェノール誘導体 / シクロファン / ヘテロ環 |
研究概要 |
821796 パラジウム触媒を用いた共役エンインの二量化によるベンゼン環形成反応を応用し、2,6位に置換基を有するスチレン誘導体を収率良く合成することに成功した。この反応は高い位置選択性を示し、得られた生成物は新規ポリマー材料への応用が期待できる。また、同様の反応をエノールエーテルを用いて行うことにより、フェノール誘導体の新規合成法を確立することにも成功した。この反応を用いれば、従来多段階を要した多置換フェノールの合成をわずか一段階で行うことができる。さらに、ポリエーテル鎖で連結したエンインを分子内で反応させ、クラウンエーテル様のパラシクロファンを高収率で合成することに成功した。次に、パラジウム触媒を用いたプロ求核剤の炭素一炭素多重結合への付加について検討し、アミンやカルボン酸などがアレンや共役エンインと反応することを見出した。また、この反応を分子内反応に応用し、様々なヘテロ環化合物の合成にも成功した。
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