研究課題/領域番号 |
09305040
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 宮城学院女子大学 |
研究代表者 |
後藤 久太郎 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (50086104)
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研究分担者 |
伊東 龍一 熊本大学, 工学部, 助教授 (80193530)
吉田 純一 福井工業大学, 工学部, 助教授 (40108212)
斎藤 英俊 東京芸術大学, 大学院美術研究科, 教授 (30271589)
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キーワード | 近世指図 / 指図の作図技法 / 指図の表現技法 |
研究概要 |
本年度は、公的機関を主体に、近世の指図の残存状況を把握するためのアンケート調査と、パーソナルコンピュータに入力した電子写真の画像精度を検討する予備調査を行った。 各研究分担者の担当地域(後藤が北海道・東北6県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県、斎藤が関東7都県、鳥取県・島根県・岡山県・広島県および各都道府県の教育委員会、吉田が中部9県・三重県・滋賀県、伊藤が四国4県・九州7県・山口県・沖縄県)ごとに、既に所蔵が明らかになっている機関を除く、地域内の大小図書館・資料館等に、旧藩等関係図面類(大名・公家屋敷、寺社等)の所在調査のアンケートを実施した。現在、各機関ごとにデータの整理を行っている。 また、弘前市図書館、宮内庁書陵部、福井県立図書館、熊本大学を訪れ、津軽家文書、中井家文書および松平文庫、永青文庫所蔵の指図等の書誌的データを調べると共に、特徴的な部分を電子カメラで撮影し、それをパーソナルコンピュータに画像入力したものの解像度を検討した。その上で電子カメラによる画像と書誌的データをどのように関連づけたらよいかの検討を行い、次年度以降に行う指図データ採取の基本マニュアルを決定した。 98年度は、アンケート結果に基づき、指図を所蔵する機関を訪れ、書誌的データの採取と電子カメラによる撮影および主要な指図の写真フィルムによる撮影を並行して行う予定である。
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