研究課題/領域番号 |
09307007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
斎藤 和雄 北海道大学, 医学部, 教授 (80000917)
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研究分担者 |
志渡 晃一 北海道大学, 医学部, 助手 (20206098)
蔵崎 正明 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助手 (80161727)
細川 敏幸 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (00157025)
高橋 恭子 北海道大学, 医学部, 助手 (50292008)
齋藤 健 北海道大学, 医学部, 助教授 (40153811)
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キーワード | ストレス / 免疫 / Tリンパ球 / ストレス中枢 / リンパ球サブセット |
研究概要 |
本研究では、これまでのストレス処理の余裕能および微量元素の動態からみた脳の老化に関する知見を基盤として、ストレスおよびストレス処理の中枢機構を認知、判断、記憶などの情報処理に係わる高次神経機能、加齢または老化との関連において明らかにし、ストレスが疾病発現に関係する免疫応答に如何なる影響を及ぼすかを検討し、近年増加の傾向にある多くのストレス関連疾患の発症機構とその病態解明から、これらの発症予防法の確立を図ろうとするものである。本年度は、急性および慢性の運動ストレスをラットに負荷し、液性免疫に係わる血液中および脾臓中のTリンパ球サブセツトなどの変動を検討した。その結果、1.急性および慢性運動のストレス負荷により、負荷終了直後に白血球数、リンパ球数が低下し、負荷終了1日後に回復したが、慢性運動ストレス負荷では、7日後再び低下した。2.急性ストレス負荷の影響は、CD5陽性細胞、CD4陽性細胞、CD8陽性細胞のすべての比率の増加として現れるが、慢性ストレス負荷では、その影響は遷延し、リンパ球サブセット上の変化として翌日まで残ることが明らかになった。
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