研究課題/領域番号 |
09307007
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高橋 恭子 北海道大学, 医学部, 助手 (50292008)
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研究分担者 |
細川 敏幸 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (00157025)
齋藤 健 北海道大学, 医学部, 助教授 (40153811)
齋藤 和雄 北海道大学, 名誉教授 (80000917)
志度 晃一 北海道大学, 医学部, 助手 (20206098)
蔵崎 正明 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助手 (80161727)
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キーワード | ストレス / 免疫 / 複合環境要因 / VDT作業 / カテコールアミン / 老化ストレス |
研究概要 |
本研究では、これまでのストレス処理の余裕能および微量元素の動態からみた脳の老化に関する知見を基盤として、ストレス及びストレス処理の中枢機構を認知、判断、記憶などの情報処理に係わる高次神経機能、加齢または老化との関連において明らかにし、ストレスが疾病発現に関係する免疫応答に如何なる影響を及ぼすかを検討し、近年増加の傾向にある多くのストレス関連疾患の発症機構とその病態解明から、これらの発症予防法の確立を図ろうとするものである。 本年度は、1)複合環境要因が生理機能に及ぼす影響および2)老化に伴う中枢神経系カテコールアミン代謝の変動に関する研究を行った。 1)騒音とVDT画面輝度の複合環境要因がVDT作業者に及ぼす影響を自覚的疲労度および生理学的指標を用いて検討した結果、1.自覚的疲労度は作業終了30分後には低下した.2.他覚的疲労度及び自律神経系の興奮は作業終了30分後まで持続することが明らかになった. 2)加齢に伴う脳内カテコールアミン代謝の変動を、老化促進モデルマウスを用いて検討した結果,1.ノルエピネフリンは脳全体において,加齢と共に低下した.2.老化に伴う脳内のカテコールアミン代謝の変動が,老化やストレスに関連した疾患の発症に関与していると考えられた.
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