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1998 年度 実績報告書

微量生物活性天然有機化合物の効率的構築

研究課題

研究課題/領域番号 09307050
研究種目

基盤研究(A)

研究機関名古屋市立大学

研究代表者

塩入 孝之  名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (20012627)

キーワード微量生物活性天然物 / 効率的構築 / 海洋天然物 / マイクロスクレロダーミン / トポスチンB / スルホバシン
研究概要

我々は顕著な生物活性を有しながら、微量にしか存在しない天然有機化合物の、大量合成につながる立体選択的かつ効率的構築法の確立を目指して研究を展開し、今日迄に多大な成果をあげて来た。本研究は我々の従来からの研究の延長であり、更に大きな展開を目指した。まず前年度に引き続き、海綿由来の抗真菌作用を有する大環状ペプチドマイクロスクレロダーミンの合成を行い、構成アミノ酸すべてを構築し、さらに東西両フラグメントの合成に成功し、全合成達成まであと一歩に迫った。また土壌細菌由来のトポイソメラーゼI阻害剤トポスチンBについては、その真の構造が明らかにされたので、その合成を行い効率的合成法を開発することができた。土壌細菌由来のvon Willebrand factor受容体抵抗拮抗作用を有するスルホバシンA及びBについては、それぞれの合成を完成した。更に二、三の海洋生物由来生物活性化合物の合成研究も開始し、現在若干の進展をみている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] J.Deng: "An efficient synthesis of alterobactin A" Synthesis. 1998. 627-638 (1998)

  • [文献書誌] N.Irako: "Total synthesis of sulfobacin A (flavocristamide B)" Tetrahedron Letters. 39. 5793-5796 (1998)

  • [文献書誌] N.Irako: "Synthesis of sulfobacin B" Tetrahedron Letters. 39. 5797-5798 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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