研究分担者 |
多賀谷 久子 滋賀大学, 教育学部, 教授 (70024932)
藤井 富美子 大阪市立大学, 生活科学部, 教授 (40047056)
後藤 景子 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (30243356)
宮本 栞 広島大学, 学校教育学部, 教授 (60099489)
田川 美恵子 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (80031699)
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研究概要 |
教材開発のための基礎的研究に関する成果:田川は,シリカ濾紙をシラン化したモデル繊維集合体の浸透ぬれ及び接触角を,Video Contact Angle Systemで測定し,シラン化剤の分子構造と浸透ぬれ速度の対応を明らかにした。宮本は,電導度ストップとフロー装置(試料攪拌装置装着)を用いて,固体粒子汚れモデルとしてのポリスチレンラテックス粒子への硫酸ドデシルイオンの吸着速度を測定した。後藤は,シラン化処理ガラスとポリマー粒子から成るモデル洗浄系の水中での付着現象が,表面自由エネルギー(Surface Free Energy Analysis Systemで測定)から求めた付着自由エネルギー変化とよく対応することを見出した。藤井は,油汚れの除去機構に関して,炭化水素/SDS/ヘキサノール/塩水4成分系でのミクロエマルション生成の最適条件をデジタルビデオカメラを用いて検討した。多賀谷は,カラムクロマトグラフ法(示差屈折計装着)により。洗浄性に対する洗剤濃度の影響を調べた。岡田は,2種(渦巻式,ドラム式)の家庭用全自動洗濯機の洗浄性能を検討した。 教材開発に関する実践的研究に関する成果:杉原は,豆電球を光源とする5種の簡易反射率計を試作し,同時測光方式分光式色差計との測定値の比較から,家庭科教材としての有用性を検討した。山下は,各種界面活性剤濃度を毛細管上昇法を用いて決定することを試み,市販導電率計の結果と良い一致を見た。日景は,廃棄物利用の観点から,りんごの皮を用いた染色を試み,30分以上の染色で実用可能な作品となることを,分光式色差計で確認した。小川は,被服管理領域の実験教材を収集して,メディア・オーサリングシステムを用いてデータベース化を行い,その一部をインターネット公開した。大矢は,Samba+ApacheをインストールしたLinuxシステムでHTTP学習システムを構築し,合成洗剤問題に関連した消費者情報ページを作成した。
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