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1999 年度 実績報告書

神経細胞運命決定の核内過程

研究課題

研究課題/領域番号 09308029
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

広海 健  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 教授 (70291888)

研究分担者 岡部 正隆  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助手 (10300716)
キーワードショウジョウバエ / 核内レセプター / 光受容ニューロン / 細胞運命 / Seven-up / TFIIH / Polyhomeotic
研究概要

ショウジョウバエSeven-upは核内孤児レセプターのひとつであり,個眼の光受容ニューロンのうち特定の細胞でのみ発現してその細胞運命の決定に機能する.このことからSeven-upはリガンド非依存的に機能することが示唆される.一方,seven-up発現細胞以外の細胞でSeven-upのリガンド結合領域のみを異所的に強制発現させると,それらの細胞は細胞種によって異なる細胞運命へと転換した.このことから我々はSeven-upのリガンド結合領域は他の蛋白質の活性に関わっており,強制発現症状はSeven-upリガンド結合領域がこの蛋白質を吸着,阻害することで生じたと考え,リガンド結合領域と結合する蛋白質の探索を行った.酵母2ハイブリッド法によるスクリーニングの結果,TFIIHサブユニットのひとつとPolyhomeotic類似の蛋白相互作用ドメインを持つ蛋白を同定した.現在,これらの遺伝子の機能欠失系統及び機能亢進系統を作成し,seven-upとの遺伝学的相互作用について解析すると共に,両者の結合を生化学的手法を用いて確認している.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kramer, S., Okabe M., Hacohen N., Krasnow, M. A., and Hiromi Y.: "Sprouty : a common antagonist of FGF and EGF signaling pathways in Drosophila"Development. 126. 2515-2525 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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