研究課題/領域番号 |
09309004
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉田 伸之 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40092374)
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研究分担者 |
伊藤 毅 東京大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20168355)
岸本 美緒 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (80126135)
佐藤 信 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (80132744)
杉森 哲也 放送大学, 教養学部, 助教授 (20226468)
高橋 康夫 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60026284)
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キーワード | 伝統都市 / 分節構造 / 城下町 / 都城 / 首都性 / 宗教都市 / 社会空間構造 / 市埋社会 |
研究概要 |
本研究は、日本における伝統都市の諸類型とその歴史的特質について、城下町という都市類型を基軸として、総合的かつ東アジア地域における比較史的な検討を加えることを目的としている。本年度の主な研究実績は以下のようである。 (1)今年度は「東アジアの伝統都市」を年間の重点テーマとした。これに基づき、共同研究を推進するために設置された五つの小研究グループによって、前年度に引き続き、史料収集を中心に調査・研究活動に持続的に取り組んだ。 (2)2000年11月3〜5日に、「東アジアの伝統都市」を共通テーマとする国際シンポジウムを江戸東京博物館で開催した。ここでは、韓国・中国から計5名、国内から2名の研究者を招待し、「首都性」と「民衆世界」をテーマの柱として、のべ14本の研究報告が組織された。これには、全国から約100名にも及ぶ多数の参加者を得て、3日間にわたり活発な討論が繰り広げられ、相互に研究交流を深めて、多くの成果をあげた。この内、始めの2日間の研究報告に関しては、日本語・中国語・韓国語による研究報告集『東アジアの伝統都市』(203頁)を作成し、参加者に配付した。この内容は、『年報・都市史研究』9号(2001年10月刊行予定)に一括して掲載する。 (3)1999年度の研究成果を、『年報・都市史研究』8号「特集・都市社会の分節構造」(山川出版社、2000年10月)に掲載した。 (4)2001年3月8〜9日に岐阜市において、科研メンバーによる研究合宿を開催し、4年間にわたった共同研究の成果・到達点と残された課題について総括的に討議し、併せて現地においてフィールド・ワークを実施した。
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