研究課題/領域番号 |
09309007
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研究機関 | 大阪外国語大学 |
研究代表者 |
松田 武 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (20093495)
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研究分担者 |
木畑 洋一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10012501)
阿河 雄二郎 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (80030188)
鈴木 広和 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80273738)
橋場 弦 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (10212135)
秋田 茂 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (10175789)
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キーワード | グローバルヒストリー / 世界システム論 / ヘゲモニー国家 / 歴史記述 / ナショナリズム / 国民国家論 |
研究概要 |
1. 第二年次は、「グローバルヒストリー」概念の理論的検討を継続するとともに、個別研究として「グローバルヒストリー」の実例の検討を開始した。また、本研究の第二の柱である「歴史記述の射程」をめぐり、研究分担者各位が専門とする地域史に関する研究史整理と代表的な歴史書の記述検討を始めた。前者に関しては、ロンドン大学King's College 教授のアンドリュー・ポーター氏を、後者に関しては、パリ第四大学教授でフランス国立古文書学校長のイヴ=マリー・ベルセ氏を招聘して、国際的な研究交流を深めた。 2. 研究分担者が一同に会して集中的な討議を行うために、二度にわたり合宿形式の研究会(札幌と大阪)を開催した。その際に、国際関係論とアメリカ経済論の専門家を招聘して、国際関係史としての「グローバルヒストリー」概念の検討を行った。 3. 第二年次の共同研究を終えるにあたり、一年間の研究成果のレビューを受けるとともに共同研究の構想を練り上げるために、5名の代表団をロンドン大学歴史学研究所に派遣し、Global History Projectの責任者であるPatrick K.O'Brien教授をはじめとするイギリス側の研究者と対話を重ねた。その成果は、1999年11月に大阪で開催予定の国際シンポジウムで発表される予定である。
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