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1997 年度 実績報告書

上方美術の19世紀

研究課題

研究課題/領域番号 09351001
研究種目

基盤研究(A)

研究機関大阪大学

研究代表者

奥平 俊六  大阪大学, 文学部, 教授 (30167324)

研究分担者 脇坂 淳  京都教育大学, 教育学部, 教授 (90230929)
田島 達也  北海道大学, 文学部, 助教授 (40291992)
岸 文和  同志社大学, 文学部, 教授 (30177810)
木村 重圭  倉敷芸術科学大学, 芸術学部, 教授 (10289225)
菊屋 吉生  山口大学, 教育学部, 助教授 (60294617)
キーワード上方(かみがた) / 19世紀 / 画家データ / 京都画壇 / 大阪画壇 / 平安人物志 / 四条派 / 京狩野
研究概要

初年度の本研究は、調査の範囲・方法、データの蓄積・整理、その保管・公開等の基礎的な検討をおこなうとともに、設備備品を整備し、連絡体制の強化をはかった。また、全体会議とプロジェクト会議を通して、研究の進め方の妥当性を確認しつつ、地域割り分担、収集データの形成、画像資料の蓄積方法などについて具体的に検討した。
まず、『平安人物志』『浪速郷友録』等同時代の主要人名録をもとに『日本画家大辞典』等の近代の辞典類に掲出された画家人名項目をつきあわせてデータ化し、その項目内容の異同を考察し、出典と引用を明示し、タイプ別の分類をおこなった。その過程で、データの範囲と形式について検討し、調査に基づく新規内容の提示方法、および新規項目に対する措置方法を決定した。第二に、各地方の調査モデルとして、上方と関わりを持った中部地方の画家について項目をあげ、生没年や活動状況を調べ、特に在京・在阪期間と移動、および師匠関係などについて検討した。その結果、上方関連の主要人名録に掲出されていない相当数の画家が見出され、その上方との関わりが明らかになった。江戸と長崎についてはすでに公刊されている資料および従来の研究によって、個々の画家の上方との関わりは予測される範囲のものであるが、中部地方の検討の結果、その他の地域の画家の上方と関わりをどのように掬い上げていくかがあらためて問題となった。分担者がいる地域については、中部地方の例にならってデータの収集・整理を進めたが、いない地域の画家について、今後郷士史的な蓄積をどのように活用していくか、その方法について検討した。第三に、文字データの扱い以外に、画像データの蓄積と公開方法について検討した。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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