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2000 年度 実績報告書

日本の台湾統治政策と台湾総督府文書についての総括的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09351003
研究機関中京大学

研究代表者

檜山 幸夫  中京大学, 法学部, 教授 (40148242)

研究分担者 酒井 恵美子  中京大学, 教養部, 助教授 (00217754)
大友 昌子  中京大学, 社会学部, 教授 (30060700)
廣木 守雄  中京大学, 情報科学部, 教授 (80267898)
岡部 建次  駿河台大学, 文化情報学部, 助教授 (20265432)
廣瀬 順晧  駿河台大学, 文化情報学部, 教授 (50265435)
キーワード台湾総督府 / 台湾総督府文書 / 台湾統治史 / 植民地 / 外地統治
研究概要

本研究において試行したのは、台湾統治政策を統治実態的に分析することにより、近代国家として成立していった大日本帝国という国家の構造を明らかにすることにあった。方法論的には、台湾総督府文書の文書学的分析を通して行政行為の構造解明を試みた。次いで、外地統治機関である台湾総督府の文書を行政行為の一つとして位置づけ、台湾総督府文書の文書論を解明した。さらに、本研究では台湾総督府文書目録のデータベースを作ることもあったことから、近代文書、とりわけ公文書の目録とは何であるのかに付いて、文書学的研究を行い目録学(近代公文書学としての)の完成を目指した。ここで求められたのが、統治構造論であり統治政策論であった。
「台湾総督府文書データベース」の作成については、第1に基本データベースとして、「台湾総督府データベース」は、すでに刊行した「台湾総督府文書目録」に基づいて、明治28年度〜31年度の目録データ14345件をデータベース化した。目録事項は、門名、件名、年月日であり、件名についてはフリーキーワードで任意の事項について検索可能とした。第2に基本データベースを補完する「人名データベース」は、当該時期の文書に登場する14488名を入力した。なお日本人名・台湾人名では、JIS規格以外の漢字がかなり多く、基本データベースとリンクさせるには問題が残った。第3に基本データベース中の主要史料を、検索後直ちにイメージ画像で見られるよう、主要史料データベースの作成を試みた。しかしこれを基本データベースとリンクさせるのは、画像データのバイト数が膨大であるため、実用レベルで問題があることが判明した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 檜山幸夫: "近代史資料的現状和問題"台湾文献史料整理研究学術研討会論文集. 1-24 (2000)

  • [文献書誌] 広瀬順晧: "目録的電子化及国際標準化的探討與日本実例的介紹"台湾文献史料整理研究学術研討会論文集. 551-578 (2000)

  • [文献書誌] 栗原純: "台湾籍民與国籍問題"台湾文献史料整理研究学術研討会論文集. 423-480 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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