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2000 年度 実績報告書

ロシア所蔵中央アジア古代語文献の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09351004
研究機関京都大学

研究代表者

庄垣内 正弘  京都大学, 文学研究科, 教授 (60025088)

研究分担者 熊本 裕  東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (80107523)
梅村 担  中央大学, 総合政策学部, 教授 (90124289)
西田 龍雄  東洋文庫, 兼任研究員 (00025032)
藤代 節  神戸市看護大学, 看護学部, 助教授 (30249940)
吉田 豊  神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (30191620)
キーワードサンクトペテルブルグ / カタログ / 中央アジア古語 / ウイグル語 / 西夏語 / コータン語 / ソグド語 / モンゴル語
研究概要

昨年度に引き続き、研究代表者・分担者がそれぞれ研究対象とする古代語文献の整理と分析、さらにカタログ作成作業をおこなった。具体的には今年度の成果は以下のとおりである:
1.庄垣内、梅村、藤代の3名はウイグル文献カタログの作成作業に従事し、『サンクトペテルブルグ所蔵ウイグル文献カタログ』を作成し、現在出版準備の最終段階にある。
2.庄垣内はウイグル語文献の内容分析に従事し、およそ20葉の断片に関する研究結果を出版した。
3.熊本はコータン語文献の内容分析に従事し、10葉を越える断片に関する研究結果を提出し出版段階にある。
4.吉田はソグド語文献全般の整理・分析をすすめた。また重要文献については個別の校訂研究をおこない、論文として出版した。
5.本年度は東方学研究所から、所長のE.I.クチャーノフ教授(西夏学)、上級研究員のL.Yu.トグーシェワ氏(ウイグル学)とA.G.サズィキン氏(モンゴル学)を招聘し、中央アジア古語文献について研究討議をおこなった。また愛媛大学の樋口康一教授らを招いてサズィキン氏を中心に「モンゴル語仏典の成立年代について」の題目のもとに公開の研究会をおこなった。
6.本年度は最終年に当たるので、本研究に従事した研究分担者、海外研究協力者から研究成果の提出をもとめ、論文集Contribution to the Studies of Eurasian Languages series vol.3を作成し、現在印刷中である。この論文集は本研究でこれまでに出版した『ウイグル文Daskarmapathavadamalaの研究』(庄垣内・トゥグーシェワ・藤代・著)『サンクトペテルブルグ所蔵西夏語文献カタログ』(クチャーノフ編)に続く研究成果である。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 庄垣内正弘: "ロシア所蔵ウイグル語断片の研究2「雑阿含経」「千字文」阿毘達磨倶舎論実義疏"京都大学言語学研究. 19. 159-208 (2000)

  • [文献書誌] 庄垣内正弘: "ウイグル文字音写の漢文「礼懺文」断片について"Contribution to the Studies of Eurasian Languages. 3. 1-26 (2001)

  • [文献書誌] 庄垣内正弘: "ウイグル文『十力経』断片について"Contribution to the Studies of Eurasian Languages. 3. 27-47 (2001)

  • [文献書誌] 熊本裕: "Sino-Hvatanica Petersburgensia, Part 1,"Manuscripta Orientalia. (近刊).

  • [文献書誌] 吉田豊: "Further remarks on the Sino-Uighur problem"アジア言語論叢. 3. 1-10 (2000)

  • [文献書誌] 藤代節: "アイデンティティと言語変容-チュルク化のプロセスをおって-"京都大学言語学研究. 19. 107-128 (2000)

  • [文献書誌] 梅村坦(共著): "中央ユーラシア史"山川出版. 236 (2000)

  • [文献書誌] 吉田豊(共著): "吐魯番新出摩尼教書信文献及有関問題研究"北京文物出版社. 297 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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