研究課題/領域番号 |
09354001
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
三村 昌泰 広島大学, 理学部, 教授 (50068128)
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研究分担者 |
恩田 智彦 花王, 情報科学研究所, 主任
木村 正人 広島大学, 理学部, 講師 (70263358)
山田 道夫 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (90166736)
石川 正道 三菱総合研究所, 融合科学部, 部長(研究職)
舟木 直久 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (60112174)
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キーワード | 自由境界問題 / 界面ダイナミクスの数理 / コロイド結晶 / 結晶成長の数値解析 / フラクタル理論 / 複雑形態の計算機シミュレーション法 / 複雑形態の数値シミュレーションの画像処理 |
研究概要 |
1融解、凝固現象に出現する界面の動きを記述する自由境界問題の解析手法を非線形半群理論から発展させた(大春)。同時にこれまで困難であった高次元平衡界面の安定性解析を特異極限解析から可能とした(坂元)。2チタンと炭素の高温合成のモデルとして発熱反応系を取りあげ、特異摂動法と計算機シミュレーションをハイブリッドに用いることから合成面の成長過程を明らかにした(坂元、三村)。3融解、凝固過程に微少擾乱がどのような影響を与えるかの理論的考察として、相分離方程式に擾乱を考慮した確率モデルを提案し、その解析に成功した(舟木)。4不安定凝固系の界面、複雑表面の物性的性質を工学の視点から考察した(石川、恩田)。5高次元の融解、凝固現象の数理モデルに有効な計算機解法として、ステファン問題に焦点を絞り、有限要素アルゴリズムを開発し(木村)、その動画システムを構築した(上山)。6任意形状の容器内の科学反応の計算機解析からの接近のための一例として、球面上の反応拡散系の計算アルゴリズムを開発した(三村、山田)。
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