研究分担者 |
竹田 雅彦 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30236484)
亀井 豊永 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10233967)
家森 俊彦 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40144315)
町田 忍 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70209469)
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研究概要 |
研究目的: 1. 地球磁気圏へのエネルギー流入過程の研究に頻繁に使用される重要な地磁気活動度指数、AE(オーロラエレクトロジェット)指数とDst指数を準実時間で算出する方法を確立し,これを公表して,太陽地球系物理学,超高層物理学,地球電磁気学の研究に貢献する. 2. 今までに蓄積されたデータを用いて超高層大気現象の性質を究め,それに基づいて,準実時間AE,Dst指数および関連データを用いた現況把握・予測の方法を確立し,磁気嵐変動予測の基礎を作る. 平成10年度の研究実績: 1. 地磁気1分値データ取得・伝送方式の改良:(1)フラックスゲート磁力計2台と非磁性セオドライおよびDI磁力計を購入し,地磁気1分値を取得・収録・伝送システムの改良を図った。(2)インドAlibag観測所からの気象衛星「ひまわり」経由のデータ伝送を実現するための準備を行った。 2. リアルタイムデータ取得の促進とQL(Quick Look)AE,Dst指数算出方式の改善:INTERMAGNET計画による地磁気1分値リアルタイム取得を促進した。また,QL-AE,QL-Dst両指数の算出方法の改善を図った。 3. 地磁気データベースの構築:前年に引き続き,地磁気1分値,1秒値データのデータベース化を進めた. 4. 磁気嵐変動の研究:構築されたデータベースや取得できるようになったリアルタイムデータを用いて,Pi2脈動の自動検出、サブストームの統計的解析、太陽風不連続面の構造と磁気圏への影響などについての解析を行った。
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