研究分担者 |
川口 健一 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40234041)
及川 清昭 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (00168840)
吉田 長行 広島大学, 工学部, 助教授 (73666707)
藤井 明 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (20126155)
高山 誠 金沢工業大学, 工学部, 教授 (40064472)
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研究概要 |
任意形状の曲面をコンピュータ・グラフィックス(CG)で表現する手法のひとつとして3次元形状を等高線の重なりで表現するホモトピー法が開発されてきている。本研究では任意形状の曲面を等高線による平行閉曲線群によって表現し,それを実体化することにより任意形状の空間形状の空間構造(ホモトピー空間構造と名付ける)を開発するものである。ホモトピー空間構造の特徴として,(a)任意形状の平面形に対応できる,(b)無柱の大空間を創出できる,(c)プレハブ化が可能である,(d)自立型構法が採用できる,等をあげることができる。本研究では,ホモトピー空間構造に関して,(1)基礎概念と建築計画,(2)構造挙動の調査と構造計画,(3)構法と施工法,(4)実用化試験,の研究を実施する。本年度は,(1)基礎概念と建築計画において,任意形状の形態創生を行う基礎概念としてリッジを採用し,リッジを用いて平行閉曲線群を策定し,それを実体化することでホモトピー空間構造の設計法を開発した。
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