研究課題/領域番号 |
09355025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中嶋 英雄 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (30134042)
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研究分担者 |
峰 一臣 (株)システムサービス, 主任技師
ショプレンゲル ウォルフ 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (70250636)
太田 健一 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (10150351)
村上 健児 大阪大学, 産業科学研究所, 講師 (60112067)
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キーワード | ポーラス金属 / 多孔質材料 / 共晶反応 / 金属・水素系合金 / 一方向凝固 |
研究概要 |
本研究では高圧気体雰囲気下における金属-ガス共晶反応を利用してポア(孔)の形態を制御したポーラス金属を創製し、高強度ポーラス金属合金の物性とその応用を目指すことを主な目的とした。平成9年度には、ポーラス金属作製装置を完成させ、ポーラス銅の作製に成功した。 1.ポーラス金属作製装置 本装置は、20気圧の耐圧を有する高圧容器であり、水素、アルゴン、酸素などの高圧ガスを導入でき、アルミナやグラファイトるつぼを用いた高周波溶解部、溶融金属を一方向凝固させる冷却部、その他、温度、圧力計測部より構成されている。本装置は2000℃、20気圧までの高温、高圧溶解が可能である。本装置について発明特許として出願を計画している。 2.ポーラス銅の作製 本装置を用いて、アルミニウム、マグネシウム、銅、鉄の溶解を行ない、ポーラス金属の作製を試みた。いずれの金属においてもポーラス化できることを確認した。そのうち、特に、銅について、ポアサイズと水素あるいは水素・アルゴン混合ガスの圧力依存性、一方向に制御したポアの長さと冷却速度の関係について豊富なデータを取得することができた。
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