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1998 年度 実績報告書

ダイズの育種選抜のためのDNAマーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09356001
研究種目

基盤研究(A)

研究機関千葉大学

研究代表者

原田 久也  千葉大学, 園芸学部, 教授 (70011913)

研究分担者 高松 光生  長野県中信農業試験場 畑作育種部, 研究員
石川 恵子  千葉大学, 園芸学部, 助手 (20212839)
木庭 卓人  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (40170302)
キーワードダイズ / マーカー選抜 / DNAマーカー / RFLP / マイクロサテライト / cDNA / QTL / PCR
研究概要

1. ダイズの緑葉由来のcDNAクローンをプローブとし、12品種・系統のダイズ及びツルマメのゲノムDNAを8種の6塩基認識酵素(BamHI,BglII,EcoRV,HindIII,ApaI,DraI,EcoRI,KPnI)で処理して、RFLPを解析した。それらの中で、ミスズダイズ秣食豆公503、小糸在来/ツルマメ090010、タマホマレ/Pekingでは256クローンを解析して、各々63.3、69.1、63.3%のクローンでRFLPが認められた。他の組合わせでの解析数は62〜197クローンで35.5〜38.7%がRFLPを示した。
2. ミスズダイズと秣食豆公503の間でRFLPを示したcDNAクローン、単離された遺伝子、Public Soybean Probesを用いて、ミスズダイズ×秣食豆公503のF2個体のサザンハイブリダイゼーションを行い、RFLP連鎖地図を作製した。その結果、マーカー数320から成る31連鎖群、全長1911.1cMの地図が得られた。この地図上には緑葉由来の125のcDNAクローンが位置づけられた。
3. 連鎖地図上に位置づけられた緑葉由来の75のcDNAクローンについて5′末端から部分塩基配列を決定し、BLASTN検索を行ったところ、28クローンが既知のタンパク質をコードしていたが、残りは未知の遺伝子であった。
4. 単離した(CT)nをコアとするマイクロサテライトの中12種類について、40品種・系統のダイズ及びツルマメの多型を昨年度確立した方法で解析したところ、対立遺伝子の数は1〜12であった。
5. 北海道立中央農業試験場で、ダイズのわい化病抵抗性遺伝子のQTL解析を行ったところ、第5連鎖群上に2つ以上の領域が存在することが示唆された。
6. 長野県中信農業試験場では蒸煮ダイズ硬度のQTL解析を行い、ひとつの効果の高い領域を同定した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 紙谷元一: "ダイズわい化病抵抗性に関するDNAマーカーの探索 1.連鎖分析およびQTLマッピング" 日本育種学会・日本作物学会 北海道談話会会報. 第39号. 109-110 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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