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1998 年度 実績報告書

高血圧予防のためのライフスタイルのあり方に関する疫学共同研究-国際共同研究INTERMAPの一環として

研究課題

研究課題/領域番号 09357003
研究種目

基盤研究(A)

研究機関滋賀医科大学

研究代表者

上島 弘嗣  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70144483)

研究分担者 SOHEL Reza C  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30293822)
岡山 明  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (60169159)
斉藤 重幸  札幌医科大学, 医学部, 講師 (60253994)
中川 秀昭  金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)
橋本 勉  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70118454)
キーワード食事調査 / 血圧 / 24時間蓄尿 / 栄養調査 / 血清脂質 / 多価不飽和脂肪酸 / 飽和脂肪酸 / コレステロール
研究概要

国際共同研究の一環として、それぞれの調査対象集団に対して40-59歳の男女計300名のランダムサンプルにつき、栄養と血圧に関する国内4カ所の共同研究を実施してきた。1998年12月末で北海道室蘭工場のフィールド調査が完了し、滋賀県A町、富山市Y工場、和歌山市S工場の全ての調査が完了した。高度の標準化を達成し、調査方法の研修等を経て、シカゴおよびロンドン中央事務局の管理のもと、4日間の24時間思いだし法による食事調査、4日間8回分の血圧測定その他の身体計測、2日間の24時間蓄尿検査を実施した。調査は予定通り終了し、約1200名の調査を完了した。また、日本およびハワイの日系米人集団においては、血清脂質、フィブリノーゲン、血清クレアチニン、尿酸、γ-GTP、アルブミン、グロブリン、HbA1c等の血液科学検査を実施した。現在、保存した血液標本において、ハワイの検体も含め一括して血液化学分析を実施している。
最大血圧の平均値は、男性40歳代の119.0から122.8mmHg、50歳代は120.8から123.0mmHgであった。集団間および年齢間による差はわずかであった。女性は男性よりも最大血圧値は9〜7mmHg低かった。最小血圧も世代間の差は2から3mmHgであり、女性が男性よりも5〜9mmHg低かった。栄養調査では、男性の摂取エネルギーは2200から2500kcalであり、女性は1750から1990kcalであった。農村部の滋賀県A町の摂取エネルギーが最大であった。食塩の摂取量は男性で12.3gから13.5gであり、集団間年齢間で大きな差はなかった。女性では食塩の摂取量はエネルギーに比例して低く、10から11gであった。脂質の摂取エネルギー比率は女性の方が高く、男性では20から25%であり女性では23〜27%であった。農村部の女性に低く、工場勤務者の妻ないしは勤務者で高かった。女性の多価不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸の比は1.0を下回った。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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