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2000 年度 実績報告書

水泳現場におけるレース分析データの指導現場へのフィードバックシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09358002
研究機関東京大学

研究代表者

武藤 芳照  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10143330)

研究分担者 若吉 浩二  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (30191729)
キーワードレース分析 / データベース / インターネット / フィードバック / 競技力
研究概要

本年度の研究目的は、1)過去数年間の個人データベースのネットワーク化を図り、個人データの数年間に渡る比較を瞬時に行えるように試みること、2)大会期間中に会場内にて、プライベートLANを構築し、パーソナルコンピュータを設置してレース分析データの即時フィードバックを試みること、3)各個人のレース分析結果から、競技力向上に必要と考えられる問題点の指摘を可能とする能力評価に関する研究資料を得ることであった。
過去5年間のレース分析結果の個人別データベース化においては、インターネット上で閲覧可能なデータベースシステムとしての構築が完成し、加えて個人名、種目、大会などのキーワード入力により、個人データの数年間の比較、または選手間の比較を瞬時に行えるようになった。また、シドニーオリンピック代表選手選考会時には、会場にプライベートLANを構築し、3台のパーソナルコンピュータを設置することで、レース分析データの即時フィードバックに成功した。つまり、選手や指導者は、大会期間中に、レース分析のデータを簡単に検索することができるとともに、過去の個人データとの比較および他選手との比較も容易にできることになった。これによって、たとえば、予選のレース分析結果を決勝のレース展開に活用することや今後の競技力向上のための基礎資料として活用することも可能となった。また、これまでのレース分析データからスタートやターンの問題点などが指摘できるように、各選手の能力を評価できる基礎的資料を作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 野村照夫,若吉浩二,奥野景介,生田泰志 他: "競泳のレース分析における局面距離変更に伴う問題の検討"水泳水中運動科学. 3. 42-46 (2000)

  • [文献書誌] 若吉浩二,劉華,森弘暢,若宮知子,小野桂市: "競泳短距離自由形レースにおける泳速度とストローク変数の変化について"スポーツ方法学研究. 13・1. 31-41 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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