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1998 年度 実績報告書

生物圏保存域に関する総合的な調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 09400003
研究機関横浜国立大学

研究代表者

鈴木 邦雄  横浜国立大学, 経営学部, 教授 (30018048)

研究分担者 岡崎 正規  東京農工大学, 大学院生物システム応用科学研究科, 教授 (00092479)
小倉 紀雄  東京農工大学, 農学部, 教授 (30015127)
山口 征矢  東京水産大学, 水産学部, 教授 (70114220)
有賀 祐勝  東京水産大学, 名誉教授 (10017022)
キーワードMAB計画 / 生物圏 / ユネスコ / 保全生態学 / 屋久島
研究概要

ユネスコにおいては,1971年に人間と生物圏(MAB)計画を発足させて以来,「生物圏保存地域」を活用した活動に焦点を当てに取り組んできた.「生物圏保存地域」とは,持続的発展を支える科学的知識・技能や人間的価値を深める機会を提供する“場"として国際的にその価値が認められている,代表的な陸上および沿岸環境の保護地区のことである.我が国では,1981年に志賀高原,白山,大台ケ原・大峰山,屋久島の4個所が認定された.
本研究では,国内の生物圏保存地域の生態系の修復に着目し,それらの地域をそれぞれ植生生態,土壌生態,気象生態,湖沼(海)生態の4つの観点から調査研究し,生物圏保存地域に認定された当初の状況と比較し,その変化および人的影響を究明している.さらに,当該地域の住民などを対象として当該地域の活用状況についても調査を行う.これらの調査に基づき,国内の生物圏保存地域の総合的なレビューを行い,報告書をまとめ,ユネスコに提出するとともに,今後当該地域の保護と活用の方策に貢献することを研究の目的としている.
平成10年度は,調査の対象となっている4地点の「生物圏保存地域」の動植物相のリスト作成および自然環境全般のデータ・収集を中心に調査研究を行った.動植物相のリストは,環境庁の協力により既存資料との比較研究も行った.一部の動物相に関しては今回間に合わなかったので,次年度の調査に残された.1998年にはユネスコで調整理事会が開催されたこともあり,その概要と日本におけるMAB計画の活動状況については,年報およびニューズレターを発行して,公表している.

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 鈴木 邦雄: "自然環境の資源化に関する一考察" 横浜経営研究. 19-2. 83-92 (1998)

  • [文献書誌] 鈴木 邦雄: "湿地の価値" ビオトープ. 5. 2-3 (1998)

  • [文献書誌] Kunio Suzuki: "Biodiversity of Mangrove Vegetation in Japan" Ecotone. 6. 89-97 (1998)

  • [文献書誌] Kunio Suzuki: "An Ecological Note on the Melaleuca Vegetation in Australia" Reserchs Related to the UNESCO's MAB Programme in Japan(1997-98). 21-26 (1998)

  • [文献書誌] 有賀 祐勝: "第7回UNESCO/MAB東・東南アジア地域セミナー:Ecotone VII" Japan Info MAB. 24. 11-13 (1999)

  • [文献書誌] 有賀 祐勝: "第15回ユネスコ「人間と生物圏」国際調整理事会" Japan Info MAB. 24. 6-11 (1999)

  • [文献書誌] 鈴木邦雄・周佐喜和: "多機能・複合型地域開発経営とエコロジーの共存" K-Face, 192 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2013-05-15  

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