研究課題/領域番号 |
09400007
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
齋藤 博 専修大学, 法学部, 教授 (20018104)
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研究分担者 |
渡辺 修 新潟大学, 法学部, 助教授 (30220867)
作花 文雄 横浜国立大学, 大学院・国際経済法学研究科, 助教授
藤波 進 (株)NTTアドバンステクノロジ, 主任担当部長
難波 誠一 NHK, 放送技術研究所, 主任研究員
井上 由里子 筑波大学, 大学院・経営政策科学研究科, 助教授 (60232568)
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キーワード | 著作権制度 / マルチメディア / 著作物 / デジタル送信 / デジタル利用 / 電子的著作権処理システム / 電子的行使 / 電子的許諾 |
研究概要 |
デジタル環境下、デジタル送信など、著作物のデジタル利用の範囲が広がりつつある。それは新たなビジネスの起ち上げであり、それに応じて著作権処理の新たなシステムの構築も模索される。 本研究は、情報の圧縮、流通など、著作物の利用に関する新たな技術、これらの技術を用いた新たなビジネスの現況、著作物のそのような新たな利用と著作権の管理の3点につき、最先端の専門家をお招きするなど、最新の情報に接しつつ、行うことができた。その際、情報の圧縮技術の急速な普及と著作物流通、情報セキュリティの技術、音楽配信などのビジネスと著作権の管理につき新たな知見を得ることができた。 幸い、著作物を含む情報のデジタル利用につき、権利者とビジネスの間で、権利の管理をも視野に入れたシステムを構築する作業も進められている。ビジネスの側も家電業界のみならず、コンピュータ業界も関与しはじめている。ここに、著作物の創作→デジタル利用→端末の連鎖の中で、著作権の管理も、アナログ対応とは違う、しかもこれまでよりも簡易迅速で、より個別的な権利の処理をも含む、新たなシステムが視界に入るようになった。このようなシステムの実用化は、著作権を制限する諸規定の見直しを促すことになり、著作権法制の在り方に大きな影響を与えるものとなる。
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