研究課題/領域番号 |
09400015
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
青木 純一郎 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (40053087)
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研究分担者 |
出村 慎一 金沢大学, 教育学部, 教授 (20155485)
高松 薫 筑波大学, 体育科学系, 教授 (90015727)
小林 寛道 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60023628)
加賀谷 淳子 日本女子体育大学, 体育学部・附属基礎体力研究所, 教授 (80083096)
内藤 久士 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 講師 (70188861)
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キーワード | 全身持久性 / シャトルラン / 最大酸素摂取量 / 高齢者 / 体力テスト / 安全性 / 日常生活動作 / ADL |
研究概要 |
新たなスポーツテストの開発を目的として、従来から実施されている持久性テストを内外からの文献を基にして妥当性と評価の観点から再検討した。その結果、小学生から64歳まで幅広く日本国民を対象とした全身持久性評価のためのスポーツテスト項目として、20mシャトルラン(往復持久走)を採用することとし、その評価方法と基準の設定のため、20mシャトルランの成績と最大酸素摂取量の直接測定の結果を統計的に処理することとした。そのために来年度より、日本各地域で小学生から64歳にいたる全年齢範囲の男女を対象にデータ収集を実施していくこととした。なお、最大酸素摂取量の測定プロトコールは、自転車エルゴメータによる負荷漸増方式とし、体力テスト結果に及ぼす季節の影響を最小限にするため、現場で実施される春および秋のスポーツテストの時期に合わせて、本研究のデータ収集を行うこととした。 一方、高齢者の体力テストを安全に実施するためのスクリーニングテストとして利用可能な日常活動作(ADL)調査表を作成するために、国内外のADL関連研究に関する文献研究を行い、既存の指標における安全性、妥当性、評価基準等の問題点を再検討した。理論的妥当性を踏まえ、基本的日常動作、生活関連動作、創造的活動動作の3動作領域及び10の下位領域からなる高齢者の日常生活動作能力の仮設構造を設定した.この仮設構造に基づき、各領域を代表するADL項目を、既存の指標を参考に可能な限り選択し、最終的に242項目からなる第1次調査用ADL指標を作成した。今後、第1次調査を実施し、統計的手法を用いて有効な項目を選択していく予定である。
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