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1997 年度 実績報告書

現代ドイツにおける哲学研究の動向と研究基盤調査

研究課題

研究課題/領域番号 09410003
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

麻生 建  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80012524)

研究分担者 箭野 浩司  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (20262090)
大石 紀一郎  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30194070)
北川 東子  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40177829)
村田 純一  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40134407)
山脇 直司  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30158323)
キーワード現代哲学 / 戦後ドイツ / 研究交流 / 学派形成 / 哲学研究 / 哲学部 / メディア論 / 哲学科
研究概要

本年度は主として「戦後ドイツにおける哲学研究の動向」および「哲学研究の国際化と研究交流」という二つのテーマを取り扱う予定であったが、本研究に対する補助金の交付の決定が年度末であったため、本年度はデータの収集のみに終わらざるをえなかった。
前者のテーマに関しては、各研究分担者が各自の専門領域を中心に情報を収集してデータベースの構築をめざし、基本的な文献の収集を行った。対象となるのは、各種出版物に現れている特徴や傾向、研究基盤である各組織の成立の過程や活動に関する資料、学会・研究機関・アルヒ-フなどの情報、研究プロジェクトの助成システムと助成項目、各大学の講義・演習の実態などである。この目的のために箭野がドイツに渡航し、ベルリン・フンボルト大学においてクル-ヒェルト教授のレヴュ-を受けるとともに、教育史研究所などにおいて資料を収集した。また、山脇は1947年から1997年までのドイツにおける哲学の状況を調査する目的でハノ-ヴァー哲学研究所とミュンヒェン大学を訪れ、有識者たちとディスカッションを行った。
後者のテーマに関しては、山脇と村田が社会哲学・言語分析哲学・現象学等に関する特に合衆国との研究交流および影響関係について、北川と大石が第二次大戦中に亡命していた哲学者を中心とする過去の哲学的伝統との対決の開始、80年代以降における独仏間の思想的な相互交流等を中心に文献を収集した。
さらに麻生と箭野は高性能のコンピュータを用いてデータの収集・分析のシステムを構築し、同時に学派形成のメカニズムに関する資料を収集した。

研究成果

(5件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 麻生建: "ドイツ研究への誘い" 東京大学出版会 『UP』 1997年7月号. 1-7 (1997)

  • [文献書誌] 山脇直司: "言語の哲学と社会科学の論理" 田中克彦・山脇直司・糟谷啓介編『言語・国家・そして権力』. 新世社. 204-225 (1997)

  • [文献書誌] 村田純一: "わたしをめぐる心の哲学" 村田純一編 新・哲学講義4『「わたし」とは誰か』. 岩波書店. 1-66 (1998)

  • [文献書誌] 村田純一: "色彩について-ウィトゲンシュタインの現象学?" ウィトゲンシュタイン『色彩について』. 新書館. 213-231 (1997)

  • [文献書誌] 大石紀一郎: "ゴールドハーゲン論争と現代ドイツの政治文化" 日本ドイツ学会 『ドイツ研究』. 24号. 77-108 (1997)

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公開日: 1999-03-14   更新日: 2016-04-21  

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