研究課題/領域番号 |
09410005
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
天野 正幸 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40107173)
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研究分担者 |
神崎 繁 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (20153025)
桑子 敏雄 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (30134422)
今井 知正 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50110284)
田中 享英 北海道大学, 文学部, 教授 (30008958)
岩田 靖夫 聖心女子大学, 文学部, 教授 (30000574)
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キーワード | 対話 / 論争 / 合理性 / 論理 / ギリシア哲学 / 言語分析 / 言語行為 / 価値 |
研究概要 |
本研究は、西洋的な対話・論争における合理性の問題を起源であるギリシアに遡って検討することを目的としている。 本年度は、初年度であるために、問題の洗い出しを計ることを第一の目標とすることとし、各研究分担者はそれぞれの役割分担にもとづいて研究をすすめるとともに、4回の研究会を開催して成果を共同して検討した。 岩田は、アリストテレスの奴隷制擁護の論理について、田中は、プラトンにおける徳の実在論の論理について、天野は、『パルメニデス』第二部の論理について、萩野は、ギリシア哲学史を論ずることの意味について、今井は、アリストテレスの本質概念の生成について、高橋は、アリストテレスの共同体における友愛の論理について、神崎は、ヘレニズム期の論理学の展開について、桑子は、ギリシアにおける空間性の理解について報告し、合理性の起源について総合的に論ずるための方法論について討論した。 また、岩田は、ギリシアで開催された学会に参加し、発表と情報・資料の収集を行った。 さらに、各研究会には、研究協力者として、京都大学中畑正志、東北大学浅野楢英、北海道大学千葉恵、茨城大学渡辺邦夫、国際武道大学上林昌太郎、東京大学山本巍、東北大学清水哲郎の各氏を招き、それぞれの研究について講演するとともに討論に加わってもらい、情報と論点の集約を計った。
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