研究課題/領域番号 |
09410008
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
有田 和夫 東洋大学, 文学部, 教授 (70011301)
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研究分担者 |
阿部 兼也 東洋大学, 文学部, 教授 (40005773)
手代木 有児 福島大学, 経済学部, 助教授 (20207468)
佐藤 豊 愛知教育大学, 国際文化コース, 助教授 (00262931)
野間 信幸 東洋大学, 文学部, 助教授 (80246769)
小林 二男 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10107831)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | 近代中国思想 / 中国哲学 / 西洋思想 / 概念 / 理性 / 倫理 |
研究概要 |
従来の研究では、近代中国における西洋思想・哲学的理念の受容は、アヘン戦争以来の近代化の歩みとともに紆余曲折を繰り返しながら進んできたものとされているが、その基調は、西洋思想・哲学的理念の主体的摂取の試みに始まり、伝統思想・哲学との混在と調整を経て、変容せしめつつ受容し定着に向かうというものであった。その後研究の進展に伴い、その受容までの過程の具体的解明が行われてきたが、基礎的な理念や概念の間に、未解明の差異や齟齬が存在することについては、未だ論究されていない。 本研究においては、以上のような認識から、これまで上記のメンバーが行ってきた研究対象・研究組織を深化拡大し、より専門的かつ広角度の視座から、かつて受容された西洋思想・哲学の基本的な理念や概念がどのように理解され展開されたかについて、社会精神の動向をも考慮しつつ、近代中国が求めたものを具体的事象と関連づけながら解明することを試みた。 方法的には、西洋思想の概念・哲学的理念或いは日本語に訳されたそれらについて、近代中国における用法との差異や齟齬の比較対照を軸にして、文化史的社会史的展開にも配慮しなければならないので、下記のような研究分担を行い、各グループごとに研究を進め、それらの総合によって、概念や理念の中国的理解を確定すべく努力した。すなわち、1997-99年度にわたり、各グループごとに検討すべき概念や理念を挙げ、さらに共通検討課題となるべき最も基本的なものに絞り込み、資料的裏付けを整備し、全体としての総合作業を行ったのである。 哲学・思想関係グループ 有田和夫・佐藤豊・手代木有児 文学・語学関係グループ 阿部兼也・小林二男・野間信幸・竹下悦子 宗教・習慣関係グループ 山田利明・川崎ミチコ
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