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1998 年度 実績報告書

伊藤仁斎・東涯の諸稿本に関する総合研究

研究課題

研究課題/領域番号 09410009
研究機関早稲田大学

研究代表者

土田 健次郎  早稲田大学, 文学部, 教授 (00120923)

研究分担者 野村 真紀  北海道大学, 法学部, 助教授 (80271617)
遠山 敦  三重大学, 人文学部, 助教授 (70212066)
丸谷 晃一  中部大学女子短期大学, 日本文化学科, 助教授 (50279999)
沢井 啓一  恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (50154141)
黒住 真  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (00153411)
キーワード伊藤仁斎 / 伊藤東涯 / 古義学 / 古義堂 / 論語古義
研究概要

本年度は、昨年度の第1次資料収集に引き続き、第2陣として天理図書館古義堂文庫所蔵の伊藤仁斎、東涯文献の焼き付け、具体的には『大学定本釈疑』、『中庸発揮標釈』、『孟子古義標註』をはじめとする合計21点を蒐集した。これらは従来使用されたことがほとんどなかった文献で、仁斎、東涯の著作の定本、注釈を作成するための貴重な資料である。次に元禄七年の改本『論語古義』、林景范筆写本『童子問』、『古学先生文集』(一部)、林景范筆写本『孟子古義』、林景范筆写本『論語古義』のデータベースの作成を行った。本作業のメンバーである遠山敦氏が元版を作成、現在手分けして校正を行っている。このうち『童子間』の校正は終了し、『論語古義』(林景范筆写本)全篇、『孟子古義』の一部の二回目の校正、『孟子古義』の残りと『中庸発揮』全篇の一回目の校正は4月頃に終了するめどになった。来年度からは、この部分については訂正箇所の打ち込みに入れる予定である。また完備した仁斎・東涯研究文献目録作成のための予備作業にとりかかった。以前年代順に配列した目録が作成されたことはあったが、現段階ではかなりを補う必要がある。また今までなされていなかった内容分類を行い、新たにキーワードをひろうために、全文献の再調査の必要が出てきた。そのてはずと作業日程は全体会で検討された。この目録が完成すればキーワード等の多角的検索が可能になる。またその成果のインターネットによる公開の検討も開始した。この方面では科研費で購入したスキャナー等の備品が活用されはじめている。なお全集作成の際のテキスト選定、表記の問題については、継続して全体会で討議を重ねた。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2012-11-09  

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