研究課題/領域番号 |
09410016
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高幣 秀知 北海道大学, 文学部, 教授 (00146995)
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研究分担者 |
杉山 滋郎 北海道大学, 理学部, 教授 (30179171)
浅見 克彦 北海道大学, 文学部, 助教授 (10175854)
川崎 修 北海道大学, 法学部, 教授 (80143353)
今井 弘道 北海道大学, 法学部, 教授 (00093188)
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キーワード | 自然支配 / 社会統合 / グローバリゼイション / 技術 / 官僚制 / 弁証法 / マス・カルチャー |
研究概要 |
本研究課題のひとつの基軸をなすべき著作、『ルカ-チ弁証法の研究』(未来社)が、本年1998年二月下旬、研究代表者・高幣によって完成・刊行された。同書は今世紀初頭のウェーバーから現在のフランクフルト学派し、至るドイツ社会哲学の思想史的展開のなかで、ルカ-チの占にる独自の意義と問題性とを究明する試みであるとともに、本研究課題へと連接すべき焦点として、「技術の蜂起」Autstand der Technologieを把握しようとするものである。(日本、第二部第三章第三等等を参照)。 代表者が昨年夏以後この作業に集中したため、共同研究会は本年度については二度開催することができるにとどまったが、1997年10月下旬には代表者と研究分担者今井とがそれぞれに韓国ソウルを訪問し、日韓法哲学の共同研究について(今井)日韓における批判理論(フランクフルト学派)の共同研究への準備体制の整備につき(高幣)、それぞれに然るべき研究課題の遂行をすすめることができた。来年度には、新学期4月からただちに、共同研究会を発動させる予定である。
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