• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

外から見た沖縄の音文化-内外の視点を交叉させる比較研究-

研究課題

研究課題/領域番号 09410018
研究機関大阪大学

研究代表者

山口 修  大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20061583)

研究分担者 朱 家駿  大阪大学, 大学院・文学研究科, 助手 (60283701)
キーワード沖縄の音 / 沖縄音楽 / ウチナーノピップス / 日本本土の芸能 / 南中国音楽 / ベトナム音楽 / 身体打奏 / 打音
研究概要

最終年度を迎えた本研究では、これまで一貫して「外から見た」と掲げてきた当研究の方法的立場を結論として表明することを重視し、これまでに集積した資料の整理はもとより、実地でのフィールドワークによる補足資料収集と方法論的省察をおこなった。また、今年度に新たに獲得できた知見として「ディアスポラdiasporaすなわち離散民族」の問題を海外移民の系譜をたどることによって新しい研究方法を開拓する必要性と可能性を意識するようになったことをここに明記することができる。実験的に開始したディアスポラ研究は、中南米に多い沖縄県人移民社会が伝統的な音楽文化をいかに継承し、かつ、新たな様相を呈示してきたかという問題意識を中心とした新規の科研研究題目として、さらに研究分担者の枠も広げて応募書類を整え、提出するところまでこぎつけた。
なお、当研究費による沖縄、東京、中国、オーストラリアへの出張から得た研究成果にくわえ、他の財源によるベトナム、マレーシア、インドでの研修の際の副産物が今年度も貴重であった。「時空を超越した比較文化学」の具体的な例として「映像音楽学」のかたちで国内外の社会へ提言し、具体的事例を示すことができたからである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山口修 他(共編著): "伝統を未来の世界へ(英文)"国際交流基金アジアセンター(4月予定). 250 (2001)

  • [文献書誌] 朱家駿: "神霊の音ずれ-太鼓と鉦の祭祀儀礼音楽論"思文閣出版(5月予定). 200 (2001)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2013-12-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi