第2回目、第3回目の質問紙調査をおこなった。 第2回目の調査は、平成10年4月におこなった。それは、「生活習慣」や「仕事能力」、「健康習慣」や「健康状態」についての質問と、「心理的健康」、「1回目から今回の調査の間に起こったできごと」についての質問からなっていた。第3回目は、平成10年10月におこなった。それは、「2回目から今回の調査の間に起こったできごと」、「心理的健康」、「今までの人生を振り返っての再評価」、「老いについてのイメージ」を問う質問からなっていた。 分析は、「近い将来の目標」と「年齢を感じるできごと」(いずれも、第1回目の調査)については終了した。それぞれ、年齢を独立変数として、目標の構造や年齢を感じることがどのように異なっているかを分析した。その結果は、平成11年3月の第10回日本発達心理学会でポスター発表した。また、「福島大学生涯学習教育研究センター年報」の第4巻に掲載予定である。 「成功や幸せに生きるための条件」(第1回目の調査)の分析のためのコーディングマニュアルを作成し、それにもとづいたコーディングを終了した。 現在、「近い将来の目標」の回答や、3回目の調査の「今までの人生を振り返っての再評価」への回答から、ジェネラティビテイを測定するための尺度を構成する作業にかかっている。また、精神的健康を従属変数とした相関分析をおこなっている。この分析から、インタビューの対象者を決定する予定である。 平成11年4月には、第4回目の質問紙調査を予定しているが、そのための尺度の選択や尺度構成を進めているところである。
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