研究課題/領域番号 |
09410030
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
氏家 達夫 福島大学, 生涯学習教育研究センター, 教授 (00168684)
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研究分担者 |
五十嵐 敦 福島大学, 教育学部, 助教授 (40241731)
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キーワード | 心理社会的発達 / CES-D / まとまりのよい自我状態 / 心理的健康 / 対人的ネットワーク / 生活時間 / 生活領域の変化 |
研究概要 |
平成11年5月に、200名を対象に4回目の質問紙調査を行った。調査の内容は、さまざまな生活領域における変化、心理社会的発達尺度、CES-D(抑うつ測定のための自己評価式テスト)であった。このうち、心理社会的発達尺度の1次的分析結界およびCES-Dの分析結果は平成12年3月の日本発達心理学会で発表した。また、生涯学習教育研究センター年報第6巻(印刷中)にまとめられた。心理社会的発達尺度の分析の結果、中年期におけるまとまりのよい自我の状態を示す因子を抽出することができた。今後、その因子の個人差と他の諸変数との関係を吟味する予定である。また、仕事をすることの意味が女性と男性で異なっていることがわかった。この点についても、その理由を探っていく予定である。CES-Dについては、過去3回のデータとあわせて、4回分の変化-連続性をパタン化することができた。今後、各パタンが他の諸変数とどのように関係するかを分析することで、中年期における心理的健康の予測要因や危険要因を探り出していく予定である。 平成11年9月から12月にかけて、150名を対象にインタービューを行った。インタビューのテープ起こし、1次的分析、入力まで終了した。今後、インタービューにもとづいた尺度化を行う予定である。 平成12年2月に、200名を対象に第5回目の質問紙調査を行った。調査の内容は、さざまざまな生活領域における変化、困難時の課題解決方略尺度、対人的ネットワーク構造、CES-D、生活時間調査であった。
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