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1998 年度 実績報告書

小・中・高等学校におけるいじめおよび学校不適応防止対策プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09410035
研究機関宮崎大学

研究代表者

高山 巌  宮崎大学, 教育学部, 教授 (60041307)

研究分担者 岡安 孝弘  宮崎大学, 教育学部, 助教授 (40224084)
瀬戸 知也  宮崎大学, 教育学部, 助教授 (40171350)
新地 辰朗  宮崎大学, 教育学部, 講師 (20284820)
小林 辰至  宮崎大学, 教育学部, 助教授 (90244186)
谷本 美彦  宮崎大学, 教育学部, 教授 (80041052)
キーワードいじめ防止 / 実践活動 / 中学校
研究概要

本年度(平成10年度)は,前年度に宮崎県内の11校の中学生約7,000名を対象として実施した,いじめ実態および学校不適応傾向の実態調査の結果を参考にしながら,「いじめ防止対策プログラム」の原案を作成し,そのプログラムを県内の公立中学校1校で実験的に実施した。
このプログラムは,生徒のみならず,教職員や保護者のいじめに対する意識を高めることにより,いじめの発生しにくい学校環境を構築すること,すなわちいじめの予防的対策の確立に主眼を置いたものである。このプログラムは,主として(1)定期的に調査を行なうことによって,常にいじめの実態を把握しておくとともに,教師が常にいじめの問題について気を配っているということを生徒や保護者に周知させること,(2)生徒,教職員,保護者に対して,いじめ問題への正しい共通認識を持たせること,(3)さまざまな機会(道徳や学級活動の時間,生徒集会,文化発表会,地区懇談会,公開授業等)を利用して,生徒,教職員,保護者がいじめ防止のために主体的に活動すること,(4)いじめ被害を受けた場合に,その当事者(生徒やその保護者)が速やかに相談できる環境をつくることなど,年間を通したさまざまな活動を実践していくことによって構成されている。
1年間の実践中および実践終了後の調査では,(1)生徒や教職員のいじめに対する認識が高まったこと,(2)いじめ被害を受けた生徒数が若干ではあるが減少したことなどが明らかになり,いじめ防止を目的とした本プログラムの有効性が示唆された。

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 岡安孝弘,高山巌 他4名: "小学校児童のいじめと心理的ストレスに関する研究" 宮崎大学教育学部附属教育実践研究指導センター 研究紀要. 5. 19-25 (1998)

  • [文献書誌] 岡安孝弘・由地多恵子・高山巌: "児童用メンタルヘルス・チェックリスト(簡易版)の作成とその実践的利用" 宮崎大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要. 5. 27-41 (1998)

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公開日: 1999-12-10   更新日: 2016-04-21  

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