研究課題/領域番号 |
09410062
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研究機関 | 吉備国際大学 |
研究代表者 |
米村 昭二 吉備国際大学, 社会学部, 教授 (40032742)
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研究分担者 |
石川 由香里 活水女子短期大学, 生活科学科, 講師 (80280270)
徳永 勇 吉備国際大学, 社会学部, 助教授 (60207553)
平川 毅彦 愛知県立大学, 文学部, 助教授 (80189828)
櫻井 義秀 北海道大学, 文学部, 助教授 (50196135)
浅井 美智子 山梨県立看護短期大学, 助教授 (10212466)
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キーワード | 在日外国人労働者 / 日系ブラジル人 / 異文化社会適応 / 国際結婚 |
研究概要 |
本年度は、日系ブラジル人労働者の異文化社会=日本社会への適応をテーマにして調査票をブラジル語に翻訳し、被調査者自身が記入して返送する調査方法と協力機関や協力者による配布・回収方法でもって1800票を配布した。ブラジル本土との比較をかね、適応の成否がどこにあるかを調べるため被調査者のライフキャリアや価値意識調査をも含めたことから質問項目が多くなり、入力変数が254に及ぶ調査で予想以上に困難であった。しかし、群馬、栃木の雇用安定センター、総社協同組合ウイングバレー、小西産業、NIC豊橋、日系ブラジル人一世や二世などの協力によって群馬75票、栃木19票、厚木40票、山梨88票(有効票)、豊橋100票、滋賀170票、岡山79票、広島34票、計605票を回収することができ、現在調査票のチエック、整理を進めて3月末までにコンピューターに入力し、第2年度当初から事例分析と統計解析ができる体制を整えることができた。計画以上の成果であった。なお、浅井は目下伊那地方、徳永は熊本での調査設営に努力している。ほかに、平川は岡崎市で日系ブラジル人200人を対象に生活構造を調べ、有効票180票をすでに回収し、整理・集計に入っている。また、浅井、横山、石川は、都市における国際結婚調査を目的に会合を重ねて調査票を作成し、長崎、北九州、東京での2年目以降の調査計画を立案している。一方、桜井は山形県最上村の中国人花嫁を対象に農村における国際結婚調査を主眼にパイロットスタディを実施した。いずれも2年度に本調査に入れる体制づくりを整えることができ、初年度は計画のほぼ100%を消化できたと考えている。
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