研究課題
本研究の二年目の活動としては、それぞれの分担において、継続的に調査、研究を進めている。一つの方向性は、短期交換留学生、及び、東大生がほぼ同数受講する英語による文化系講義において、留学生用フィールド法を模索した研究、また、駒場の教官全体で担うという形式の中での日本語教育プログラムの新しい可能性の分析、英語による専門講義の評価等の教授面とカリキュラム面での研究である。もう一つの方向性は、創設から毎年行われてきた、東大の講義、学習環境、日本人学生等に関する短期交換留学生のアンケート調査、及び、日本語教官インタビューの結果の集計を通しての東大の国際化を視野に入れたアクション・リサーチ的な分析である。また、プログラムが3年目を終えるにあたって、組織上の課題も浮き彫りにされるようになり、教官全体で担うという運営形態のあり方、その意義・課題、また、東大の学部教育の課題や留学生受入れの基盤、日本語以外の講義や事務に象徴されるような日本語以外の言語による教育環境の整備(この場合は英語環境)と意義等についても分析の対象となっている。短期留学用のリーソース・ホームページも作成を進めている。
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