• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

障害児教育教員免許制度と教師教育についての実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09410071
研究機関滋賀大学

研究代表者

藤本 文朗  滋賀大学, 教育学部, 教授 (60020088)

研究分担者 河相 善雄  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20177629)
玉村 公二彦  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (00207234)
太田 富雄  大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (70213733)
後藤 容子  和歌山大学, 教育学部, 助教授 (80225672)
加瀬 進  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (60273538)
小川 克正  岐阜大学, 教育学部, 教授 (00021296)
キーワード障害児教育教員 / 教員免許制度 / 盲・聾・養護学校 / 教員養成 / 教員採用試験 / 都道府県教育委員会 / 教員練習科 / 小西信八
研究概要

本研究は、障害児教育教員の免許制度(養成・採用・研修)に関する懸案事項を解決するため盲・聾・養護学校並びに都道府県教育委員会、教員養成大学等の実状を把握するとともに、この制度の歴史研究と国際比較を通して、総合的な観点から免許制度と教師教育の在り方について立論することを意図している。
(1)第1年次の研究実績の一つは、教員採用の実態把握の一環として行った「都道府県等」(都道府県と政令指定都市)の52事例についての分析である。障害児学校の教員を選考する際に、盲・聾・養護学校のいずれか一つの免許状を取得(取得見込み並びに採用後取得誓約を含む)していることを要件とするか否か、専門試験を実施しているか否か、障害児学校の選考枠を設定しているか否かの3つの要素を組み合わせることににより、8つの型を仮定し、この観点から都道府県等の実施事例を類別し、専門性の維持・向上の観点から今後に改善すべき課題を明らかにした。
(2)研究実績のもう一つは、障害児教育の教員養成に関する史・資料の収集と整埋である。明治36(1903)年に官立東京盲唖学校に「教員練習科」が設置され、小学校正科教員の免許状を有する者を入学させて、この分野の専門的な教育が開始された。当校の校長・小西信八は石川倉次、高津柏樹の両教諭とともに、この任に就いた。草創期の教員養成の実態については未解明な部分が多く、先ずは資料の収集と整理が必要である。初年度、小西信八の著述目録とその解題を作成し、初期の教員養成の実態の一端を把握する手かがりを得た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小川克正: "小西信八著述目録及び解題稿(1)-東京盲唖学校長時代まで-" 治療教育研究紀要. 第19号. 1-62 (1997)

  • [文献書誌] 藤本文朗: "教師教育の今日的課題" 大久保哲夫ほか編『講座<発達保障>障害児教育学』. 272-283 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi