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1998 年度 実績報告書

障害児教育教員免許制度と教師教育についての実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09410071
研究機関滋賀大学

研究代表者

藤本 文朗  滋賀大学, 教育学部, 教授 (60020088)

研究分担者 玉村 公二彦  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (00207234)
大田 富雄  大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (70213733)
後藤 容子  和歌山大学, 教育学部, 助教授 (80225672)
加瀬 進  教徒教育大学, 教育学部, 助教授 (60273538)
小川 克正  岐阜大学, 教育学部, 教授 (00021296)
キーワード障害児教育教員 / 教員免許制度 / 盲・聾・養護学校 / 教員養成課程 / 特殊教育特別専攻科 / 大学院教育学研究科 / 教員採用試験 / 小西信八
研究概要

本研究は、障害児教育教員の免許制度(養成・採用・研修)に関する懸案事項を解決するため盲・聾・養護学校並びに都道府県教育委員会、教員養成大学等の実情を把握するとともに、この制度の歴史研究と国際比較を通して、総合的な観点から免許制度と教師教育の在り方について立論することを意図している。
(1) 第2年次の研究業績の一つは、障害児教育の教員養成に関する史・資料の収集と整理に基づき、草創期の教員養成に従事した東京盲唖学校々長・小西信八の教育思想を、数十回にわたる卒業式演述を主な手がかりとして解明した点である。小西は(1)障害者と溝渠の撤去、(2)冷遇濱斥を常と為すの覚悟、(3)率先者の功を全うするの心得など教員練習科卒業生に期待している。これらは小西の「一誠圧万碍」という言葉に集約される。
(2) 研究業績のもう一つは滋賀大学における障害児教育の教員養成に関する資料の収集と整理である。本学養護学校教員養成課程は昭和42年(1967年)に発足し、さらに昭和56年(1981年)特殊教育特別専攻科(精神薄弱児教育専攻)、平成3年(1991年)大学院教育学研究科障害児教育専攻が発足し、現在の教育体制となった。本課程発足前後の社会的背景、状況について整理するには様々な資料、当時を知る先生方からの開きとりが必要である。そこで第2年次はそれらの資料をまとめ、初期の教員養成の実態の一端を把握する手がかりを得た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小川克正: "小西信八の教育思想-東京盲唖学校卒業式演述に見る-" 教育と教育思想. 第18号. 1-14 (1998)

  • [文献書誌] 荒川喜博・藤本文朗: "障害児教育の教師教育に関する研究(3)" 滋賀大学教育学部教育実践研究指導センター紀要. 第7巻. 81-89 (1999)

  • [文献書誌] 玉村公二彦: "障害児教育教員養成の実態と課題" 奈良教育大学障害児学研究室年報. 第19号. 7-14 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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