研究概要 |
本研究は、教育研究者と教育実践者の強固なパートナーシップと連携によって,教育実践の諸課題の認識とその解決につながる新しい学術体系の確立に必要な,基礎的な調査・研究を推進しようとするものである。教育研究者と教育実践者の共同研究体制を確立するために,各分野の教育実践課題の明確化とその共有,そして,それらの教育実践課題の解決・改善のための研究手法と基礎的方法論を開発しようとするものである。平成11年度は,主として以下のような研究を遂行した。 (1)教育研究者と教育実践者の共同研究体制による教育実践研究 (2)教育実践課題の解決・改善のための研究手法と基礎的方法論の開発の試み (3)学校と社会におけるパートナーシップに関する米国等の資料の収集・分析 (4)研究成果の整理・分析,及び,そのとりまとめ (5)研究成果報告書の作成 昨年度に引き続き,実践者と研究者の連携による教育実践研究を推進した。特に,教育実践研究の研究手法とその基礎的方法論を開発する研究に力を注ぎ,子ども,教師,研究者とのパートナーシップを構築するための方法として,観察及び自己省察による教育実践研究の開発的研究を試みた。米国等の学校と社会におけるパートナーシップに関しては,引き続き資料の調査・収集を行うとともに,それらの整理,分析,とりまとめを行った。最終研究年度の本年度は,当初よりこれまでの全ての研究成果を整理しとりまとめ,研究成果報告書作成の準備を行った。
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