研究課題/領域番号 |
09410077
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
藤田 昌士 立教大学, 文学部, 教授 (40000054)
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研究分担者 |
松平 信久 立教大学, 文学部, 教授 (70097228)
竹原 創一 立教大学, 文学部, 教授 (10163437)
神田 久男 立教大学, 文学部, 教授 (60153029)
河井 弘志 立教大学, 文学部, 教授 (20138564)
小河 陽 立教大学, 文学部, 教授 (70214012)
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キーワード | 大学 / 私立大学 / 立教大学 / 入学試験制度 / 小論文入試 / 大学入試と高校教育 |
研究概要 |
1 公開研究会の開催 研究分担者以外の文学部教員にも呼びかけ、3回にわたる公開研究会を開催した。第1回は1997年7月、本研究の全般的な課題把握と実施計画の検討を内容として行われた。第2回は10月、立教大学内外における小論文入試の現状と今後の課題の検討を内容として行われた。第3回は12月、大学入試と高校教育との関連の検討を内容として行われた。カリキュラム対応型の入試と非対応型の入試という区別をはじめ、そこで得られた貴重な知見や共通理解を今後にいかすために「研究会の記録」と題する研究資料を作成した。 2 質問紙調査の実施 上記第1回研究会での検討を起点に、1997年11月、立教大学文学部教員を対象に「入試に関する意識調査」を実施した。文学部教員が入学者に期待する学生像、本学における各種入試方法の妥当性についての意見調査を主な内容としている。ついで1998年3月、愛知県下の高校の進学指導担当教員を対象に「大学入試、進路指導に関する意識調査」を実施した。進学指導の現状と問題点、大学入試についての意見・要望の調査等を内容としている。来年度に予定される高校生調査の結果とあわせて、それらの結果を分析し公表する。 3 事例調査 1997年12月、本学と類似した性格をもつ関西地区の大学として同志社大学、関西学院大学の2校を訪問し、入試担当者から入試改革の経過・現状と展望についての説明をうけた。2校ともに、実質志願者倍率低下傾向のもとで、高校生を対象とした懇切丁寧な入試ガイドの作成と配布、AO(アドミッション・オフィス)試験の導入、センター試験への参入など、積極的な取り組みを展開している。貴重な情報と示唆を与えられた。
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