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1998 年度 実績報告書

被災史料保全活動からみた都市社会の歴史意識に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09410091
研究機関神戸大学

研究代表者

鈴木 正幸  神戸大学, 文学部, 教授 (80107987)

研究分担者 今井 修平  神戸女子大学, 文学部, 教授 (00131540)
馬場 義弘  滋賀大学, 教育学部, 講師 (70283546)
小田 康徳  大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (50169314)
芝村 篤樹  桃山学院大学, 経済学部, 教授 (10196438)
奥村 弘  神戸大学, 文学部, 助教授 (60185551)
キーワード歴史資料保全 / 阪神淡路大震災 / 震災資料 / 森南地区 / 市民の歴史意識 / 月の古墳 / 兵庫県公館 / 阪神・淡路大震災記念協会
研究概要

本年は、阪神淡路大震災後の被災史料保全活動およびこれと関連した市民の歴史意識の在り方を考えるため、被災史料救出活動とそれが自治体や市民社会に及ぼした影響について、資料の収集整理、データベース化をすすめた。そして史料保全活動を再構成し、その意義について8月と99年1月に集中した議論を行った。11月には、研究分担者の奥村が全国歴史資料保存利用機関連絡協議会で、これまでの研究の成果をまとめ、報告した。また被災史料保全活動を、歴史学の文化財保全運動の流れに位置づけるための研究を続け、8月には、国民的歴史学運動のモデルといわれた月の輪古墳発掘保存の運動について現地調査を行った。
被災地地域の歴史的展開と市民の歴史意識については、神戸市東灘区森南地区で保全された被災史料から、森南地区の中世末から現代への変容について調査を進めるとともに、森南地区での市民への歴史講演会における感想等から、街づくりと地域の歴史との関連ついての考察を深めた。
震災資料の問題については、7月にこれに関係する自治体や研究者の協力を得て研究会を開催し、震災資料保存についての現状を把握し、資料保存と研究との関連をいかに具体化するか、関係機関・個人のネットワークをいかに形成するかなど、その課題を明確化した。また12月には、公文書保管の問題で、兵庫県公館(文書館)の調査を行った。

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 奥村 弘: "避難所になった南野小学校(予定)" 地域史研究いたみ. 28. (1999)

  • [文献書誌] 奥村 弘: "被災史料が語る地域の近代-元尼崎落大庄屋岡本家から-" 地域史研究-尼崎市立地域研究史料館紀要-. 28・2. (1999)

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公開日: 1999-12-10   更新日: 2016-04-21  

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