研究課題/領域番号 |
09410100
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
保坂 一夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20074289)
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研究分担者 |
大石 紀一郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30194070)
相澤 隆 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40202444)
石田 勇治 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30212898)
広渡 清吾 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60025153)
木村 靖二 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20011306)
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キーワード | 欧州統合 / ドイツ統一 / 政治文化 / ナチズム / 過去の克服 / 歴史教科書 / 旧東ドイツ文学 / 反ユダヤ主載 |
研究概要 |
本年度は、欧州統合の牽引国であるドイツ連邦共和国の政治文化と歴史認識に関する基礎的なデータを収集・整理するため、歴史学、文学、哲学、表象文化論・法律学・政治学の各分野における当該文献・資料及ぴパーソナル・コンピューター、表象分析のためのカメラを購入し、設備備品を整えた。研究面では、代表者の保坂は平成9年7月に旧東ドイツ作家が表象するナチ時代の位相をテーマとする報告を、分担者の石田は9月に戦後ドイツの規範としての「反・反ユダヤ主義」と「過去の克服」の動向を主題とする報告を行った。相沢は10月に統一ドイツの歴史教科書記述における新動向に関する報告を、木村と広渡は11月に、戦争責任・戦後補償に関する日独比較をそれぞれ歴史学と法学の観点から論じる報告を、箭野は12月にナチ時代の強制収容所跡やベルリン歴史博物館などにみられる「現代ドイツの過去の表象」をテーマとする報告を行った。
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